アジア地域のコロナウィルス蔓延で影響を受ける電子部品メーカー
2021年08月31日(金)
アジア地域には日本の電子部品メーカーの海外生産拠点が点在しており、品種別に生産品目が分けられて専門性の高い工場として機能をしています。
しかし、昨今のコロナウィルス渦に生産拠点が有る国が巻き込まれ、日本ではまず行われる事が無いロックダウンが実施された事により人の移動が大きく制限されて工場の操業率低下や操業停止が招かれる事態となっています。
特に影響を受けている国は「ベトナム」「マレーシア」「タイ」の3国です。進出している電子部品メーカーも多いために特定ジャンルの製品の供給が滞ってサプライチェーンに影響を与えています。さらに製品の生産工場だけではなく材料のサプライヤーも同様に制限を受けているため、材料の出荷の滞りにより同じサプライヤーから材料の供給を受けていた各メーカーの特定製品群が相次いで品薄になる問題も発生しています。
このままウィルスの進行が食い止められずワクチン接種のスピードよりも変異株への転換の方が速くなってしまった場合、この状況は変わらないどころか悪化の道を辿りかねません。特に前記した3国で生産されている電子部品については納期通りに全数を納入して頂く事は、絶望に近い状態になっていますので、直近で使用する分は、早めに市場在庫へアクセスを行い枯渇やプレミアムで価格が上昇する前に入手する事を推奨します。さらにアジア地域での生産展開を行っていない他メーカーの互換製品に切替える事も合わせて提案致します。
市場在庫や互換品の調査の相談がございましたらお問い合わせフォームまでお願いします。