PLC(シーケンサ)のマイコン基板化のメリットとデメリット1

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PLC(シーケンサ)のマイコン基板化のメリットとデメリット1

2018年02月16日(金)

PLCとマイコン基板の違い

PLC(シーケンサ)はパソコンとは言語の記述が異なり、ラダー図と呼ばれるプログラムで回路図を形成し、各種条件に合わせて忠実に機能します。PLCはこの懐の深さから設備や製品への組込用に大変使い易いのですが、もしも利用される機能が限定されて用途も単一な場合、マイコン基板化のご検討を視野に入れる入れる事をお勧めします。マイコンと聞くとWinowosやMacなどケースに入ったパソコンを想像される方がいらっしゃるかもしれませんが、ここで紹介するマイコンとはCPU(中央演算処理装置)を載せた半導体デバイスを示しており、マイコン基板とはこのCPUを中心に配置した基板(ボード)の事を表しております。そこでPLCをマイコン基板化した場合のメリットとデメリットを紹介します。

PLCをマイコン基板化した場合のメリット

・自社製品として専用機器化(外販価格は自社で自由に設定できます)
・機能の追加(PLCでは外付けだった周辺機器の機能が内蔵できます)
・ブラックボックス化(PLCに比べて機密性が高められます)
・寸法の自由化(必要な面積を守れば寸法の指定が可能です)

PLCをマイコン基板化した場合のデメリット

・初期費用として開発費や各種規格の取得費が発生する。
・基板上の部品が生産中止になった場合、再設計の費用が発生する事がある。
・生産の終結時に余剰した電子部品の償却が必要。
・プログラム変更はPLCに比べ時間と手間を要する。

マイコン基板化の判断基準は?

マイコン基板はPLCでは望めない高いメリットに溢れている事が特徴である反面、デメリットはプログラム開発の難易性やコストに関わる要素が中心になります。もし、マイコン基板をコスト面で検討されます場合、最も重要なファクターは「生涯台数」です。
単純計算になりますが、PLCと周辺機器のセット価格15万円を年間50セットで5年間250セットの調達を行っていた場合の調達コストは1500万円です。この1500万円からマイコン基板の開発費(初期費用)相当を引いた金額から何台分のマイコン基板が製作できるかで判断ができます。
その判断のためにもマイコン基板1台あたりの量産価格の見積が必要です。

 5年間で250枚より少ない=PLCより割高。ブラックボックス化など金額以外のメリットを検討しましょう。
 5年間で250枚より多い=PLCより割安。あらゆるメリットを含めて検討しましょう。

最終的に生産台数が肝心です

前期の通り、開発費を除いた金額を単価で割ってPLCの調達台数より多いようであれば、先に挙げましたメリットが存分に享受されると判断ができます。マイコン基板化を機に製品の売れ行きが好調となれば当初に想定した250枚を超える数を受注する事になりますからコスト的なメリットは更に拡大の結果となりますね。

さて、以上のつぶやきをお読みになって「本当にそうなの??」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
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